地
(じ) |
無地場。 |
地糸
(じいと) |
地を織り込むためのヨコ糸。
紋糸に対していう。 |
地合い
(じあい) |
織物の基盤をなす組織。
また織物の風合い地風。 |
仕上がり寸法
(しあがりすんぽう) |
カット加工、ホールド加工などを終えた寸法。
ネームを使用するときの寸法。 |
地上げ |
地糸を表に多く出して、柄の一部として使用すること。 |
仕上げ縮み
(しあげちぢみ) |
製織された織物を仕上げ加工するとき起きる縮み。 |
地落ち
(じおち) |
地糸が地を織り込まないで裏に回っている様。 |
地落とし
(じおとし) |
"地落ち"と同じ。 |
CGS
(シージーエス) |
昭和58年西陣織工業組合ガ中心となり作った紋紙データーフォーマット規格。 コンピューター・グラフィック・システムの略。 |
地板
(じいた) |
ジャカード機の下部にある木製厚板。 竪針(たつばり)を支え、針数に応じた穴に龍頭(りゅうず)を通し綜絖を吊る。 |
地紙
(じがみ) |
一連の紋紙のうち地組織をつくるための紙。 |
紙管
(しかん) |
コーン巻き(糸)の芯。
または、織物をロール巻きにする時の紙芯。 |
試織
(ししょく) |
試し織りをすること。 |
地組織
(じそしき) |
紋織物の基盤をなす組織。 |
地ぬき
(じぬき) |
地組織を織り上げるヨコ糸のこと。 |
ジャカード |
ジャカードマシンの略。1804年仏人ジャカールの発明した紋織機械。シリンダーにより紋紙を横針に押しつけ、その穿口部に対応する堅針を引き上げる。これに吊り下げた綜絖によりタテ糸が開口する。針数により400口、600口、900口、1200口、1300口、1800口などがあるが呼称口数より余分の針を有する。
我国に導入されたのは明治6年西陣の佐倉常七、井上伊兵衛、吉田忠七ら派仏学生の手による。 |
ジャガードタイプ |
ジャガードの口数タイプ(段数、列数)。 |
尺
(しゃく) |
織物の長さを意味する。 |
シャトル |
ヨコ糸を巻きつけた管(こくだ・小管)を入れて綜絖で開口されたタテ糸の間に滑りこまして織りこむ為の道具。ひ(杼)のこと。 |
蛇腹
(じゃばら) |
金銀糸の一種。普通の金銀糸は芯糸にすき間なく箔を巻きつけるのに対し、撚糸が粗く芯糸が見える程度に箔を巻きつけたもの。 |
斜紋
(しゃもん) |
タテ糸又はヨコ糸が斜めに続いて斜紋線をつくる組織。 |
斜文織
(しゃもんおり) |
斜文織はあや織りともいい、タテ糸・ヨコ糸3本以上からつくられ、平織のように交互に浮沈せず、連続的に浮沈した組織点で斜めにあや線をあらわす。 これを斜紋線(twill
line、あや線)という。 |
斜紋織の特徴 |
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3本以上の任意の糸でつくり、表面に斜紋線のある組織である。 |
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完全糸数の多い斜文織の糸の屈曲は、組織によっていろいろな状態となり、表裏と もいろいろにつくることができる。 |
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平織に比べ糸の密度を大きくすることができ、糸間のすきまが少なくなる。 |
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地合を密にかつ厚くでき、柔軟でしわがよりにくい。 |
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平織に比べ摩擦に対してはやや弱いが、光沢に富む。 |
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組織の種類は多くできるが、その応用は平織より少ない。 |
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修理場
(しゅうりば) |
機修理(はたしゅうり)をするところ。ここで、織り上げた織物の検品作業、板巻作業、ロール巻きなどをします。 |
樹脂加工
(じゅしかこう) |
防縮加工の一つで織りあがったネームに樹脂をひいて形状を安定させます。
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ソフト樹脂加工、普通樹脂加工、ワッペン用(ハード)樹脂加工など用途にあわせて使い分けます。 |
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朱子
(しゅす) |
とじ。5本以上の組織点。 |
朱子織
(しゅすおり) |
朱子織はタテ糸・ヨコ糸5本以上でつくられ、ただ1つの交錯点を一定の間隔に配置した、タテ糸またはヨコ糸の浮きが多い組織である。繻子織とも書く。 |
朱子織サテン
(しゅすおりさてん) |
朱子(しゅす)織りの布地。 |
朱子織の特徴 |
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表面はタテ糸またはヨコ糸の一方の糸でつくられた感じを出し、摩擦に弱い。 |
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糸の屈曲は最も少なく、表面は平滑で、強い光沢をもっている。 |
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糸は密に並べられ、糸間の透かし目はほとんどない。 |
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5本以上任意の糸数でつくることができるが、実用になるものは、5・8・10・12・16・24本などである。 |
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地は厚くなるが、最も柔軟である。 |
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織機
(しょっき) |
タテ糸とヨコ糸を交差させて平面を作り出す装置。
手織機、力織機など別がある。 |
シリンダー |
ジャカード機の一部で回転しながら紋紙を順よく送り、同時にヨコ針を押す部品。 |