越前織アイディア募集 入賞者発表

越前織アイデア募集への応募総数158点から、2007年2月13日に最終選考を行いました。審査では、新規性と新製品開発の可能性を検討した結果、優秀賞2点、佳作2点、審査員奨励賞2点、特別デザイン賞1点を選出しました。


結果発表

(順不同、敬称略)

優秀賞 黒田 まゆみ 神奈川県川崎市 30歳  
「そのまま使える植木鉢」
小松 鉄行 福島県会津若松市 27歳 シークドレスメーカー専門学校
「ズボンのベルト通し,パッチ及びパンツの脇に縫いこむ用途のデザイン」
佳作 木谷 寿宏 福井県大野市 26歳 福井デザイン専門学校
「白山ワイナリーのリボンラベル」
宮川 悠 福井県福井市 18歳 福井デザイン専門学校
「結露防止リボン」
審査員奨励賞 中井 利栄 福井県福井市 19歳 福井文化服装学院
「越前織のブラインド」
黒田 まゆみ 神奈川県川崎市 30歳  
「髪飾り織リボン」
特別デザイン賞 渡部 秀人 広島県広島市 57歳 繊維商社勤務
「腕時計用ベルトのデザイン」

審査総評

平成18年11月6日、織ネームの活用を求めて、全国の服飾・デザイン関係の学校を中心に、越前織アイディアを一般募集いたしました。
 全国各地から応募を寄せていただき、応募総数は158点に達しました。応募いただいた作品はどの作品も素晴らしく優れた作品であり、主催者として、心より篤く御礼申し上げます。
 応募作品の審査には、坂井市丸岡繊維産業振興会から会長、副会長2名が参加され、一方、丸岡ファインテックス協同組合からは、理事長、副理事長、役員14名、さらに、当組合の青年部から部長及び役員4名、合計20名が審査に当たりました。
 一次審査、二次審査と慎重に審査を進め、商品としてのアイディアおよび製品開発の可能性のある作品を選考しました。
 平成19年2月13日に最終審査を行い、先に選考した十数点の中から慎重に、審査検討した結果、入賞作品7点を選出させていただきました。
 募集要項では、最優秀賞1点、優秀賞1点、佳作1点を入賞と予定を致しましたが、最優秀賞に該当する作品が無く、優秀賞2点、佳作2点のほかに、審査員奨励賞2点と特別デザイン賞1点を加え、入賞作品7点に当てさせていただきました。
 応募作品の中には、点字の表示用とか、肌に優しい織ネームの形状などの提案もありましたが、これらは織ネーム業界ではかなり前に特許とか実用新案を取得し、実用化されております。 しかし、多くの作品の中には、織ネーム用に活用できる可能性のあるものや、将来さらに検討して開発の可能性のあるアイディアがありました。また、テキスタイルデザインも多数応募いただきましたが、織ネーム用としてよりも、他の分野で活用できるデザインであります。
 審査にあたり、このようにたくさんの方々が、織ネームの技術に基く越前織の活用を考えていただき、また、ここの作品がインパクトのあるアイディアを含んでおります。
 織ネームの産地として、これからさらに、新製品開発に努めたいと思います。誠に有難うございました。